こんにちは。

心と食のアドバイザー 万寿(マス)です。

皆さんは、イライラしたとき、無性に甘いものが食べたくなることはありませんか?

チョコレートやケーキを食べると、なんとなく気持ちが落ち着く。

そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

実は、甘いものが欲しくなる背景には、心の状態だけでなく、空腹や体の働きも関係していることがあります。

今回は、心理学と栄養学の両方から考えてみたいと思います。

1.イライラすると甘いものが欲しくなる理由

私たちはストレスを感じると、心だけでなく体にもさまざまな変化が起こります。

ストレスによって食欲がなくなる方もいれば、反対に食欲が増す方もいらっしゃいます。

特にチョコレートやケーキなど、甘くておいしいものを食べると、脳の満足感に関係する仕組みが働き、一時的に気持ちが和らぐことがあります。

そのため、イライラしたときに甘いものが欲しくなるのは、決して珍しいことではありません。

ただし、甘いものを食べても、ストレスの原因そのものが解決するわけではありません。

2.空腹がイライラにつながることも

皆さんは、お腹が空くと機嫌が悪くなった経験はありませんか?

私たちの体は、食事から摂った糖質を主にブドウ糖として利用しています。

ブドウ糖は、脳にとって大切なエネルギー源です。

食事の間隔が長くなり、空腹が強くなると、集中力が落ちたり、イライラしたりすることがあります。

また、血糖値が実際に下がりすぎると、冷や汗や手の震え、強い空腹感などが現れる場合もあります。

ただし、健康な方では、空腹になっただけで必ず低血糖になるわけではありません。

イライラしたときには、心の状態だけでなく、

「今日はきちんと食事をしたかな?」

と、自分の体にも目を向けてみましょう。

3.甘いものと血糖値の関係

空腹時に砂糖を多く含む食品を一度に食べると、血糖値が比較的速く上昇することがあります。

すると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を調整します。

これは正常な体の働きです。

ただし、甘いものを食べたからといって、必ず血糖値が急降下したり、イライラが強くなったりするわけではありません。

血糖値の変化には、食べた量や食品の組み合わせ、体質などが関係しています。

そこで大切なのが、甘いものだけで空腹を満たさず、たんぱく質や食物繊維なども一緒に摂ることです。

4.カカオ70%のチョコレートは体によいの?

最近は、カカオ70%以上のチョコレートが健康によいと耳にすることがあります。

カカオには、ポリフェノールという成分が含まれています。

ポリフェノールには抗酸化作用があり、カカオに含まれる成分については、血管の働きや血圧との関係も研究されています。

ただし、カカオ70%だからといって、たくさん食べてもよいわけではありません。

チョコレートには脂質やエネルギーも含まれています。

また、カカオの割合だけで健康効果が決まるわけでもありません。

大切なのは、少量をゆっくり味わいながら楽しむことです。

5.甘いものが欲しくなったときの食事の工夫

甘いものが欲しくなったら、まず自分に問いかけてみましょう。

「私は今、本当にお腹が空いているのかな?」

もし空腹であれば、体に必要な栄養を補うことも考えてみてください。

例えば、

  • カカオ70%のチョコレートを少量と無糖ヨーグルト
  • キウイフルーツと少量のナッツ
  • 小さなおにぎりとゆで卵
  • バナナと牛乳、または豆乳

このような組み合わせなら、糖質だけでなく、たんぱく質や食物繊維なども摂ることができます。

そして、ときには好きなケーキを楽しむのもよいでしょう。

一度食べたからといって、自分を責める必要はありません。

大切なのは、毎日の食事全体のバランスです。

6.心の声にも耳を傾けてみましょう

ここからは、心理学のお話です。

イライラしたとき、少しだけ自分の気持ちを見つめてみましょう。

「私は今、何にイライラしているのかな?」

「本当は誰かにわかってほしかったのかな?」

「それとも、お腹が空いて疲れているのかな?」

もし心が疲れているのなら、ゆっくり深呼吸をしたり、軽く体を動かしたりするのもよいですね。

空腹であれば、きちんと食事を摂ることも大切です。

自分の心と体が何を求めているのかに気づくこと。

それが、自分を大切にする第一歩になるのではないでしょうか。

7.心と体、両方を大切に

私たちは、心と体を別々に考えてしまいがちです。

でも、心の状態が食欲に影響することもあれば、空腹や体調が気分に影響することもあります。

だからこそ、イライラしたときには、自分を責めるのではなく、

「私の心と体は、今、何を求めているのだろう?」

と、優しく問いかけてみてください。

心を整えること。

食事を整えること。

どちらも、自分を大切にすることにつながっています。

次回は、ストレスと関係の深い栄養素の一つ「ビタミンC」についてお話ししますね。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

心と食のアドバイザー 万寿(マス)